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フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』をレビュー。宇宙空間でも書ける加圧ボールペン!

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』

フィッシャーはアメリカのネバダ州に本社を置くペンブランド。宇宙でも使える『スペースペン』が有名で、フィッシャーのボールペンは実際にNASAの宇宙飛行士も使われています

その中でも特に有名なボールペンがスペースペン ブレット『EF-400』です。EF-400は1968年にアポロ7号で採用されて、実際に宇宙空間で使用されました。

通常ボールペンは重力の影響を受けながらインクが出てくるので、無重力の中ではインクが出てきません。しかしフィッシャーはリフィル内のインクをガスで圧し出すことで、無重力の宇宙空間でも筆記可能なボールペンを完成させたのです。

今回はそんなロマン溢れるスペースペン ブレットEF-400をレビューしていきます。細部に気になる点はあるものの、厳しい環境の中でもしっかりと書くことができる現場向けのボールペンです!

デザイン

弾丸のような見た目

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_01

スペースペン ブレット EF-400 の魅力の一つが、一見ボールペンとは思えない外見をしています。短い楕円形の金属製ボディで、この見た目が「ブレット(=弾丸)」という名前に繋がっています

キャップ式

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_02

スペースペン ブレット EF-400は、油性ボールペンとしては珍しくキャップ式となっていますが、これはインクの乾燥を防ぐため。後述しますがインクも粘度を高くして乾燥に強くしており、フィッシャーは100年以上保管可能と公表しています。

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_03

キャップをつけた状態での長さは9センチしかありません。他のあらゆるボールペンと比較しても、スペースペン ブレット EF-400は相当短い方です。

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_04

と言ってもキャップをペン尻に被せると通常のボールペンくらいの長さになります。なので短すぎて書きにくいということはありません

鏡面仕上げで美しいが、指紋が目立つ

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_05

スペースペン ブレット EF-400の軸は美しい鏡面仕上げとなっていますが、指紋が目立ってしまうのがやや気になってしまうところ。

拭き取ればまたピカピカとキレイなボディになりますが、指紋で汚れては拭いて…を繰り返すことになるのはデメリットと言えます。

ニューヨーク近代美術館に永久所蔵されている

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_06

ところでスペースペン ブレット EF-400は、その美しい形状が高く評価されて、ニューヨーク近代美術館に永久展示されています。

EF-400をプレゼントするときにこの話をすると相手に喜ばれますし、ちょっとした話のタネにもなります。

宇宙でも書ける『加圧ボールペン』

ガスの力でインクを圧し出す『加圧ボールペン』

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_09

フィッシャーのボールペンに使用されているリフィルは少々特殊で、リフィル内部にはインクの他に窒素ガスが充填されています

リフィルの中にガスを詰めることでガスがインクを圧し出すから、水中や氷点下といった厳しい環境でも書くことができるのです。

このようなボールペンを「加圧ボールペン」と呼びます。

雨の中でも、宇宙空間でも書ける!

例えば雨の中でも、水の中で使ってもインクが出てきます。

他にもペンを逆さにしてもインクが出てきます。通常ボールペンのインクは重力の影響を受けているので、ペン先を下にしないとインクが出てきません。しかしスペースペン ブレット EF-400なら、ペンを逆さにしてもガスがインクを圧し出してくれるので書けます

また同じ理由で無重力の宇宙空間だと通常のボールペンではインクが出てきませんが、スペースペン ブレット EF-400なら書くことができます。宇宙でも使えるから『スペースペン』というわけですね!

書き味

インクフローは良い

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_07

もちろん通常の環境でもガスの力でインクを圧し出しています。なのでインクフローは良く、掠れることはあまりありません

インクの粘度が高いので書き味に滑らかさは感じませんが、加圧ボールペンだからこその書きやすさがあります。
※ちなみにインクの粘度が高い理由は乾燥に強くするためで、フィッシャーは100年間保管できると公表しています。

ペン先がカタカタと僅かにブレる

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_08

ただし、書いている最中にカタカタと音が鳴るのがやや気になります。ペン先のチップと穴の直径がぴったりではないため、書くときにごく僅かにペン先がブレてしまうので音が鳴ってしまうのです。

書きにくい感じるほどの致命的なブレではありませんが、細部にもこだわる人にとってはどうしても気になってしまうポイントだと思います。

専用クリップは別売

スペースペン ブレット EF-400は見てのとおりクリップが付いていません。

外見は非常に美しいのですが、クリップがないため机の上で勝手に転がってしまったり、胸ポケットに差せなかったりと、使い勝手があまりよくありません。

というわけでクリップが欲しい場合は専用のクリップを購入しましょう。

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_10

スペースペン ブレット EF-400専用のクリップが別売りされています。

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_11

クリップを着けることでボールペンとしての使い勝手は間違いなく向上します

また着脱可能なので、携帯するときはクリップを着けて、他の人に見せる場合はクリップを外すといった使い分けもできます。スペースペン ブレット EF-400を買うなら是非買っておくべきでしょう。

まとめ

フィッシャー スペースペン ブレット『EF-400』_12

スペースペン ブレット EF-400のレビューを綴ってきましたが、メリットとデメリットをまとめるとこんな感じ!

メリット
  • ニューヨーク近代美術館にも展示される美しいデザイン
  • 加圧ボールペンなので雨の中でも氷点下でも書ける
  • 乾燥に強い
  • インクフローが良い
デメリット
  • 鏡面仕上げで指紋が目立つ
  • 書くときにペン先がややブレて、カタカタと音が鳴る
  • クリップを着けないと使い勝手が悪い

なんと言っても最大の特徴であり魅力は『加圧ボールペン』であることでしょう。ガスの力でインクを圧し出すから水中でも氷点下でもインクが出てきますし、無重力の宇宙空間でも使える優れものです。スペースペンの名は伊達じゃありません!

デメリットとして気になる点を上げましたが、実用性のところではあまり問題はありません。クリップについては無いと不便ですが、別売りの専用クリップを着ければかなり使い勝手がよくなります。

ハードな環境でも使えるので、現場で働く人向けのボールペンと言えます。美しい外見ながら厳しい環境でも使える、実用性の高いボールペンです。